第三の法則:自分の器用さを客観的に知る

目次

 あなたは自分を器用だとおもいますか?不器用だと思いますか?

♦︎器用だとお答えになった方向けの既存のコンテンツと本、そしてそれを習熟する為の注意点

 今回のメソッドにお付き合い頂ければ幸いと思いますが、一から待ってるのはまどろっこしいとお感じになられたら、

 貴方は、YouTubeコンテンツや本で大丈夫だと思います。

 自分なりにピンと来た物が合ってるのでは?と思います。特にYouTubeを片端から見て行く事をお勧め致します。

 実は、私も私の母(学院長)も習って無いのです。

 私は基本的に門前の小僧でしょうか…母親は特殊で1度見ると直ぐに再現出来る人…所謂天才タイプです(母の逸話は物凄くあるので割愛致します)。

 身近に天才を見てきた者のアドバイスとしては、文章・喋る言葉に惑わされないで下さいという事です。

 まずは、目が大事なのだと思います。
 良く手元を見る事。手捌きを見る事。そしてそれを真似る事。です。

目から入る情報が1番大事だと思って下さい。

 ですから、本はサイドに置いて、動画が最も習熟するのに望ましいかと思います。

 本はあくまでも参考書になされば良いかと思います。

♦︎不器用だと答えた方へのこれからのアドバイス

 うちの教室にお越しになった方の90%以上の方が「私は不器用です。」と仰います。

 だから、全く気にしないで下さいね。大丈夫、やり方を間違えなければ必ず着られる様になります。

 ただ、残念ながら殆どの方が既存のYouTubeやら本などで着られる様にはまずならないかと思われます。

 なぜなら、よく、お教室に体験レッスンに来られる方が仰るのは、「YouTube見たのだけど、一体何をやってるのかわからなかった」なのです。

 皆様、一度は独学を頑張って見られるのですが、ほぼ玉砕状況の様です。

 恐らくですが、私が思うに“見るべきポイントがズレてる”のだと思います。

 そして、圧倒的に着物に慣れてらっしゃらない…

 つまり基本的知識が“肌”でわかって無いのです。

 そこに、専門用語など使われたら、余計に混乱しますよね。

 きっと、わからない部分がわからない状況に陥ってしまってると思います。

 だからと言って、お教室に通えば…でも無いのが現状でもある様です。
 マニュアル重視で進められる所は、やはり痒い所に手が届き難いみたいですね。

 大事なのは、自分がわかってない所を洗い出し、なりたい着姿の目標を持つ事なんです。

 まずは、素直にアドバイスに従って実践してもらい、そこで疑問・質問が出てくればしめたものだと思って下さい。

 頑張りましょう!楽しみましょう!

♦︎回数を練習すれば、必ず着付が出来る様になるのは嘘か本当か?

 確かに、全ての事柄は練習量の絶対値にほぼ比例するのは事実だと思います。

 ですが、着物は種類によって着方、着こなし方が違います。

 よく皆様がなさるのは、練習着と称して絶対に人前で着ない様な物で練習しようとしますが、これは、努力の仕方の方向が違います。

 もっと、率直にいえば“どうしようもない着物”で練習されても、練習になりません。

 言葉は悪いけど…浴衣もどきや一体いつの時代のウール?などで練習しても、貴方が着たいお洒落な着物は、上手く着られる様には絶対にならないと思います。

 何故ならば、着物や帯はそれぞれに癖や個性があります。

 従って手捌きやら力の入れ加減やらが、全く違って来るからです。

 いわゆる、着方のコツが違うのです。

 人によっては着物に慣れる為に、何でも良いから紐を締めて着ましょう…と言う方がいますが、私は変な癖が付くと思ってます。

 ですから、練習する際には、本番の着物か本番に近い着物でして下さい。
 それが、早く美しく着られる様になるコツの一つです。

 以上の理由から、初心者ほど着物や帯を自分に合わせたものをセレクトするべきだと思います。
 そうすれば、本当に練習量を多くすればする程上手に着られる様になります。

 そして、次は具体的にどの様な着物を選べば良いかになります。

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