第四の法則:着物はフリーサイズという考え方をやめよう

目次

♦︎着物の測り方

 皆さんは着物はフリーサイズ…またはどの様な着物でもどんな体型でも関係なく着られるとおもってませんか?

 率直に言って、それは間違いです。勿論、お洋服よりも融通が効くのは事実ですが。

 ピッタリとしたマイサイズほど着やすい着物は有りません。
 また、着物が短期間で上手くなるには、マイサイズが最も望ましいです。

 人の手の癖というのは、一番最初に何をしたかで決まります。
 そして、体そのものが物差しとなってその着物のスケールが擦り込まれるのです。

 最初の物差しがズレてるいたら、どこまで行ってもズレてしまいます。

 人は習慣の動物でも有りますから、サイズが違おうが、何時もの様に着てしまいます。
 すると、あちこちに支障が出てきます。それを辻々合わせようとするから、無理に多くの紐を使ったりする様になるのです。

 着物のサイズは以下の様に測ります。

身丈(着物の長さ)身長と同じ
   または、体型によって身長の5
   ㎝内外
裄 (腕の長さ)背中心から手首のく       
   るぶしまで、
身幅(骨盤…ヒップの大きさ)紐を持
   を持って腰回りを1周半します。
   もしも太腿が一番太ければそこ
   を1周半します。

これらも、後からしっかりと図解で説明致します。

♦︎初心者の着物の選び方

 先ほど、練習着だから適当なもので…は良くないと言うことをご説明させて頂きました。

 また、どんな着姿が理想かが大事ともお伝え致しました。

 サイズが合っている事もとても重要だともお伝えしました。

 もしも、あなたが着こなしたいと思う着物を持っていて、その着物があなたにピッタリサイズだとしたら、もうそれで行っちゃいましょう!
 なるべく着物が痛まないように、魔法の着付け方をお伝え致します!

 しかし、往々にしてそう上手くいかないのが、世の常です。
 きっと、どれか一つ或いは全てが揃ってない事があるのが普通です。

♦︎合わないきものはどうします?

 そうは言っても、母親やご親戚お知り合いに頂いた着物はどうするのか?問題がありますよね。

 多分、いや絶対的にサイズは合ってないですよね。奇跡的に合ってたとしても、昔の着物には“繰越”という問題も存在するので…厄介な事は変わりないんですよね。

 これは、初めての練習着としては使うのはやめた方が良いです。
 ちゃんと着られるようになってから、応用編として着ましょう。

 または、一般的な着付ではなくて、全く違った形の着方…
 つまり、アバンギャルドに着こなしましょう。

 簡単に言えば、外国の人の着物へのアプローチと同じにする事です。

 例えば、タートルネックのセーターに着物をからげて短く着て、ブーツを履くなどです。

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