目次
第一の法則:自分が着物を着てどのようになりたいかイメージする
第二の法則:自分がどの程度の初心者かを知る
第三の法則:自分の器用さを客観的に知る
第四の法則:着物はフリーサイズという考え方をやめよう
第五の法則:自分の体形を正しく知る
♦︎ふわっとでも良いからどんな着物をどの様に着たいですか?
きものを着たいって思った時に、皆さんきっとモデルになった物が有ると思います。
例えば、雑誌に載ったあの人みたいに…
小さい頃から見ていた母親や祖母の様に…とか
具体的に思い浮かべて頂けるとどんなきものをどう着たいかがわかって来ます。
こういったことは、はじめてお教室に来てくださった方に必ずお聞きする事です。
そのイメージがつかめることで、わたしの教える方針が決まるのです。
よくある着付教室の方法として初心者は浴衣ウールからはじめるやり方があります。
わたしが思うに、、、一見、簡単と思われる着付から入っても、上手く着られるとはかぎりません。
一番の上達ポイントは「なりたい自分になれる!」と思うことでずっと早く着られる様になるのです。
たとえば、、、美術館で凛としたたたずまいの楽しむ自分を想像するとか。。。
あるいはお友達との待ち合わせの時に着物姿でさっそうと現れて、なんと言われたいでしょうか?
あなたの理想の着こなす姿を追求してみませんか?
♦︎着物を着て何処に行きたいですか?
どんな生活スタイルにしたいですか?
方針が決まったら、きものを着こなしてどちらにお出掛けいたしましょうか?
そんな事を考えるとウキウキしませんか?
物事を始める時には何事もウキウキと心弾ませる事がとても大事なモチベーションになります。
もしも、こんな着こなしが理想!って思えるお写真などがあれば、お部屋に貼ってみる事もお勧め致します。
目が着姿を覚えます。(後からお教えしますが、目で見る事はとても大事なんです。)
そして、きものを取り入れた生活はどんなに風にしたいですか?
私の世代の者は、40代になったら着物で生活をしたい!って思う人が多かったです。忙しい時を少し過ぎたら落ち着いてと…(落ちつく=着物?)
そうで無くても、貴方自身の着物をどう生活の中で活かしていくのか、ふんわりとで良いので、理想を心に思い描いて頂きたいです。
例えば、着物を着て、美術館巡りをしたいとか、、今なら、鬼滅の刃の映画を見に行きたいとかでしょうかね。
或いは、全く違って、お友達の結婚式に来ていきたいとかもありますよね。
♦︎着物を着る目的は?
憧れではなくて、人生の節目で着てみたい人もいるかと思います。
生活スタイルの中で普段に着たい人と、行事や式典などに着なければならない人とがいらっしゃるかと思います。
実は、これらは着物では明確に着こなし方が違います。ここら辺のニュアンスに、いわゆる着物警察が出動してくるのです。
ハレ(晴れ)とケ(褻)と言う、日本の脈々と続いてきた概念が、着物には色濃く残ってます。
そこを混ぜこぜにしてしまうと、いい印象に受け取られない方がいらっしゃいます。
ハレはいわゆる晴れ着になります。結婚式などに代表される式典等のお祝い事に着る着物や着方があります。
それに対してケは日常を指します。いわゆる、普段着になります。
実際には、ハッキリと分かれると言うよりも、これもグラデーションに少しずつ分かれて行くと私は思ってます。
これらは、着物の持つ最も面倒くさい部分でありますが、
実はこれをしっかりと見につける事が出来ると、着物を着るだけで相手にメッセージを伝えると言うことも出来る様になります。
これが着物の持つ面白い面でもあるのです。
ちょっと気取っていえば、教養になりますかね(笑)。
実際にどんな着物をどう着れば良いかは、後でチャートを作ってお出ししますので、
それで決めていきましょう。その為に理想の着物姿が必要だったのですよ。
自分が理想とする着こなしとリアルでの着物の着方のシュチュエーションの擦り合わせが出来たら、次にする事は自分の今の実力を測る事です。
まず、自分がどの程度の初心者かを知りましよう。
次回は、あなたの着物ライフをより具体的にする方法をお伝えしますね。
次の法則
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